排泄ケア情報局

排泄ケアに関して、初歩的な事から最新の事までダラダラとお届けします。

両面吸収パッドのデメリット

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今回も両面吸収パッドのお話。

前回のメリット→両面吸収パッドのメリット - 排泄ケア情報局 にも各メーカーの使用例にありますが、私はあの「じゃばら」で使う効果がわからず、真っ直ぐではなぜいけないのかを友人(おむつフィッター)に聞いたら明確な答えがかえって参りました。それを絵にしてみました ちなみにおむつフィッター講習でも習ったはずだと言われました。ええ、わたくし鳥頭でございます(3歩歩くと全部忘れる)。

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ところでこの絵には嘘がありまして…

実際じゃばらに尿をしみこませるとこうなります↓

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パンパンに膨れ上がります。

おむつフィッターのグループラインで「じゃばらで当てていて恥骨骨折した」という事例を聞いた事があります。

多分、尿をたっぷり吸収してパンパンに膨らんでいる状態で座らせたのだと想像します。

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下からの圧が思いっきり股間に来たら、健常者でも相当痛いでしょうし、高齢者では骨の脆い方も少なくなく、骨折する事も十分考えられるのです。

ちなみに私が以前勤めていた老健では、車いすのおばぁちゃん、頻尿でしょっちゅうトイレに行っていて、恥骨骨折しました。ドスンと座るのを何度も繰り返した事が原因と思われます。

ちなみにじゃばらの膨らみは座った時だけでなく、横になっている時にもじわじわと皮膚を圧迫していくでしょうし、出来たら排尿後すぐに取り外してあげたいところです。

 

今回はデメリットの話ですが、

前回挙げたメリットを打ち消す事になるのです。

①パッドの容量を増やす→それなら始めから尿量に相応しいパッドを1枚使いにした方が良い。いくらバックシートが無いとはいえ、パッドと両面吸収パッドを合わせて使うのは、いわゆる「重ね使い」にあたる。またコストもかかる。※両面吸収パッドは1枚30~40円ほどします。

②尿の流れを誘導する→きちんとパッドのギャザーが鼠径部に当たり、アウターがぶかぶかでなければ(身体にフィットしていればパッドは動かず)尿は漏れない。

③尿勢を緩和する→尿の勢いというのは実際は泌尿器科の尿流測定器で測るなどしないと分からず、感覚や想像で語るべきではない。(しかし一般的に比較的若い利用者、もしくは若い障害者なら尿勢は強いと思われる)。

もしも尿の勢いが強いのであれば、

●パッドを谷折りにする

●リブドゥ・リフレの「スピードキャッチパッドビッグ」を使う

 スピードキャッチパッド ビッグ|商品ラインナップ|株式会社リブドゥコーポレーション

 ※6回分吸収のみしかなくてバリエーション少ない

●リブドゥ・リフレの「スマートラインスマートキャッチパッド」を使う

 リフレスマートライン スマートキャッチパッド|商品ラインナップ|株式会社リブドゥコーポレーション

 ※6回分と8回分吸収の2パターンです

 

…など、尿勢に特化したパッド、または当て方があるので、まずはそちらを試す事をおススメしたいです。

両面吸収パッドは色んな使い方が出来るし、モレも防げるし、もっと一般に広がれば良いのに、と以前の私は思っていました。

ですが骨折や皮膚トラブルに見舞われる例が意外に多い事を知るにつけて、やはり他のパッド同様、安易に使ってはいけないし、それをしっかりと周知していく必要性があるのだと強く感じるようになりました。

使う前に「他に方法はないのか」「安易な重ね使いになっていないか」「無駄にコストがかかっていないか」等は一度考えた方が良いと思います。

(まず自分が同じように当てて排尿してみるのが大事ですね…(*_*;私も中に両面吸収パッドをあてて排尿体験をしてみよう…)

 

以上です(´・ω・`)